植物工場は未来の農業と成り得るか? 

20160520_kayoko_news_155

 最近日本のスーパーやコンビニでも見かけることが多くなった、工場で育った野菜。銀座の伊東屋の11階では栽培の様子を見ることができ、12階のカフェ&レストランでその野菜を食べることも出来ます。スイスでも水耕栽培は行われています。最近では大手スーパーのミグロ (Migros)やコープ (Coop)も参入しています。

 いわゆる「植物工場」での栽培は、気象の影響を受けず、害虫の被害や病気などもないので薬品を使わず安定した品質と価格で提供することができます。また、場所も選ばず都市部でも栽培できるため、未来の農業の形と注目されています。

 しかしながら、生産コストが高く、大量生産の技術もまだ確立されていないため、現在では主にルッコラやコスレタス、水菜などといった限られた野菜が栽培されています。

 スイスの有機農業研究所 (FiBL) の所長であるウルス・ニグリ氏 (Urs Niggli) は、大都市での植物工場の需要は大きいかも知れないが、オーガニック野菜のような高い品質の野菜をつくるには良い土が必要となるため、将来的にすべての農業が工場に変わることはないと述べています。ニグリ氏によると、スイスのオーガニック野菜の需要はとても高く、市場の20~30%を占めると言います。

 登場した当初は、東芝やパナソニックの野菜と聞いて驚きましたが、災害や天災が起こった場合等、ニーズに合わせて農業と共存していければいいですね。


コメントを投稿する