宇宙へ飛んだスイスのチョコレート

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 ブラックホールの成長過程等、宇宙の成り立ちを解明するために打ち上げられた日本のX線天文衛星「ひとみ」が、電力を供給する太陽光パネルが脱落。その後、通信が不可能となる残念なニュースがありましたが、スイスではスイス産のチョコレートが国際宇宙ステーション(ISS) へ届けられたと言う、うれしいニュースがありました。

 届けられたのは、ルツェルン州(Luzern)のクリエンス (Kriens)にあるカール・フグ社(Karl Hug AG)のチョコレート。

 ローザンヌ (Lausanne)のスイス宇宙センター(Swiss Space Center)所長であるフォルカー・ガス氏(Volker Gass)が、同社のチョコレートのファンだったので、すぐ話がまとまりました。しかしながら、その道のりは簡単なものではなかったそうです。

 宣伝目的とならないようにと、パッケージにはロゴを掲載できず、また、重さも最軽量なものにするために包装の作り直しを行った他にも、全ての原材料の表示から社外秘である原材の配合まで細かく報告する必要もありました。

 まずは、欧州宇宙機関(ESA)で許可を取り、その後オランダの欧州宇宙技術研究センター(ESTEC)で、燃焼性や安全性のテストを受け、さらにイタリアの欧州宇宙機関で最終的なチェックを終え、アメリカ航空宇宙局(NASA)からスペースエックスロケットでその他の荷物約3トンと一緒に打ち上げられ、無事に到着しましたが、実現までに約半年かかったと言います。

 チョコレートの到着に英国人宇宙飛行士のティム・ピーク氏(Tim Peake)が喜びの写真を送信してくれたそうです。ピーク氏は4月24日に行われたロンドンマラソンと同時刻にランニング装置を使って宇宙でスタートしみごと完走したと報道されています。チョコレートパワーが効いたのかも知れませんね。

 


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