マイナス金利をプラスに転換

 

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 日本では今月16日から、投資や消費の活性化のため金融機関が日銀に預ける当座預金の一部をマイナス金利とする新たな金融政策がスタートしました。金融機関では預金金利や住宅ローン金利の引き下げが始まっています。

 スイスではすでに2014年12月からスイス国立銀行 (SNB) がマイナス金利を導入していますが、地方の自治体ではマイナス金利をプラスに活用する動きが広がっています。

 ベルン州 (Bern) にあるケーニッツ (Köniz) の経理担当者は、数年前までは借入金の利子が高かったが、昨年度は低金利のおかげで約100万スイスフラン (日本円で約1億1,500万円) の節約となり、借入金の削減にもつながったと語っています。

 チューリッヒ州 (Zürich) のゴッサウ (Gossau) では、約400万スイスフラン (約4億6,000万円) を無利子で借りることができたと話しています。あるチューリッヒ州の自治体では、学校を新設する際に無利子の借入だけでなく、数千フラン (数十万円) の現金をも受け取ることができたとスイス放送協会 (SRF) は報道しています。

 また、グラウビュンデン州 (Graubünden) のポントレジーナ (Pontresina) では、介護施設を新たに建設する計画があったものの住民の反対でプロジェクトは白紙になり、そのための予算500万スイスフラン (約5億7,500万円) が余ってしまったため、財政難に陥っていた隣の自治体であるサメーダン (Samedan) に0.5%の利子で貸し付けることにしました。これはお互いにとってプラスになるとポントレジーナの代表であるマルティン・エブリ氏 (Martin Aebli) は喜んでいます。


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