海外へ流出するスイス人

 スイス連邦外務省 (EDA) によると2015年に海外で生活するスイス人は、761,930人となり前年よりも2%増えました。スイス国内の人口増加よりも速度が早く、人口だけで見るとチューリッヒ州 (Zürich) 、ベルン州 (Bern) に次いで3番目に多いと伝えています。

 最も多く住んでいるのはヨーロッパで、海外に住むスイス人の約2/3がヨーロッパに住んでいると言います。内訳はフランスに198,647人、ドイツ86,774人、イタリア51,556人となっています。

 伸びているのがアジアで前年よりも3.5%増えました。人口は香港を含む中国が最も多いのですが、前年よりも64人減少し3,992人でした。日本は1,635人で、昨年よりも91人増加しています。その他の国ではアメリカ80,218人、カナダ39,869人、イギリス33,745が上位を占めています。

 海外に住むスイス人のおよそ3/4がスイス国籍と併せてその他の国籍を持つ二重国籍を所有していると発表しています。

 スイスでは在外スイス人を4つの公用語 (ドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語) の次に値する「第5のスイス ( Die Fuenfte Schweiz)」と呼び、定期的に在外スイス人議会 (Auslandschweizer-Kongress) を開き、在外スイス人に関する政治的決議などを検討しています。

 たとえ海外に住んでいても在外スイス人はスイスにとって重要な位置づけと見なされているようです。

 


コメントを投稿する