犯罪増加の理由は「犯罪ツアー」!?

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 スリが標的を探してバッグやズボンのポケットを物色する時に見せる独特な目つきを「スリ眼 (がん)」と呼ぶそうです。昨年末のアメ横では、この「スリ眼」を持った男を捜査員が見つけ、女性の財布を盗んだところを現行犯逮捕したと言います。

 スイスでもクリスマスの間はスリや引ったくりが多く発生するため、毎年警戒しています。昨年、バーゼル市 (Basel-Stadt) の警察は、スリ撲滅のために「ノエル(Noel)」とミッションに名を付け、特に警戒を深めました。その結果10月末から12月までに13ヶ国の異なった国籍の58人を逮捕しました。

 今年に入ってからは、ティチーノ州 (Ticino) の国境で盗みに使われたと見られる袋が12個以上押収されました。この袋は鞄の中に入れて使うもので、盗犯予防のゲートをすり抜けるためアルミホイルで何重にも巻かれていました。また、強力な磁石も発見され、洋服などについている盗難防止タグをはずすために使われたと見ています。犯人のほとんどが東ヨーロッパからで、クリスマスの混雑を狙ってやって来た、いわゆる「犯罪ツアー(Kriminatourismus) 」だと警察は分析しています。

 このような「犯罪ツアー」は増えていて、スイス連邦統計局 (BFS) は、2009年には288人だった逮捕者が2013年には705人になったと報告しています。

 日本人は狙われやすいと言います。「スリ眼」を見分けるのは無理ですが、狙われにくく振る舞うのが大切ではないでしょうか。


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