親愛なるロジャー・フェデラー

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 世界的に有名で、日本でも何度も公演をしているドイツのバイオリニスト、アンネ-ゾフィー・ムターさん (Anne-Sophie Mutter) は、スイスのテニスプレーヤー、ロジャーフェデラー氏 (Roger Federer) の熱狂的なファンで、彼に対する想いを南ドイツ新聞 (Sueddeutsche Zeitung) のエッセイで熱く語っています。

   以前はシュテフィ・グラフさん (Steffi Graf) のファンでしたが、グラフさんが引退してから彼女は心を踊らせるような感情を持つことがなく、空虚な日々を送っていましたが、フェデラー氏の登場でその炎が再燃したと言います。

 ファン歴は12年になり世界中どこで試合があっても、必ず目覚ましをセットして試合を見るそうですが、見飽きることは決してないと断言しています。

 ムターさんによると、彼のバックハンドはスポーツと言うよりも芸術で、それはまさに弦楽器奏者のようで精密でエレガント、そして用意周到だとか。彼のバックハンドのリターンがラインにビシッと決まったりネットに当たる音は、ほんのわずかな音楽家だけが奏でることができる壮大で美しい調べのようであると表現しています。

 バックハンドの動きは、よくある両手打ちのそれとは全く異なり、蝶のように動きバレエのように舞うと描写しています。最近では音楽の舞台においてもこのような洗練された精巧で用意周到な動きは減ってしまい、めったに出会えることはないと音楽家らしい表現で褒め称えています。

 フェデラー氏が引退しても、彼のような片手打ちのバックハンドを継承してくれるプレーヤーが出ることを願っていると述べています。

 ムターさんは来年の6月8日にスイスバーゼル (Basel) でコンサートを行う予定。一方、フェデラー氏は来年1月18日から始まるオーストラリアオープンに出場予定です。


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