自立しない若者たち

mother-515532_1280

 スイス連邦統計局 (BFS) は、2013年には20才~29才の若者の約47%、およそ2人に1人が両親と同居していてこの傾向は年々強くなっていると発表しました。

 家庭問題に詳しい家族セラピストのユルゲン・ファイゲル氏 (Juergen Feigel) は、原因として2つのことを挙げています。一つは最近の教育スタイルの変化で、両親の威厳が失われ若者たちが安易に家に留まることを選択するためだといいます。

 もう一つは教育期間が年々長くなる傾向があり、両親と同居することにより節約できるためと分析しています。

 統計局によると、若者が両親と同居する割合は州によって違い、バーゼル=シュタット準州 (Basel-Stadt) では同居する若者は最も少なく33.6%でしたが、ウーリ州 (Uri) では60.8%という結果になりました。

 ファイゲル氏は、同居は親が子をいつまでも子供扱いすることになり自立は子の成長過程に必要だと別居を薦めています。

 日本ではパラサイトという言葉で表現されたことがありましたが、スイスでは孵化してもしばらく巣で過ごすことから留巣鳥 (Nesthocker) と言うそうです。


コメントを投稿する